2014年12月24日水曜日

医用工学という分野

医用工学(Medical Engineering)という分野を知っているだろうか?
最近では、大学の学部で「生体医工学」という名前を見かけるようになりました。

この医用工学に似た言葉に、臨床工学(Clinical Engineering)というものがあります。
コトバンクによると、
医用工学…工学で発展した技術などを医学に取入れて役立たせようとする学問領域をいう。*1
臨床工学…医療用機器の操作、保守点検に伴う臨床上の問題などを研究する医学の一分野。*2
                                              (一部改変引用)


つまり、
医用工学は、「医学に工学を応用する、工学の一分野である。」と簡単に表され、また臨床上の問題を工学的に解決することも含まれているため、臨床工学を含む大きな枠組みであるとも言える。

このブログのタイトルにある医工連携とは、医学と工学の連携にとどまることなく、医学者と工学者が連携することも含んでいる。

このブログでは、主に工学分野に焦点をあてることにする。もちろん、医学に関しても触れていく予定である。

・資格試験について
 医用工学関連の資格として、「第1・2種ME技術実力検定試験」が挙げられる。
 概要や日程などの詳しい内容は、ホームページを参照にして欲しい。
 ホームページのURLを示しておく。(http://www.megijutu.jp/index.htm)

  内容的には、工学に焦点当てており、医学的設問はほとんどない。
 難易度は、合格率が3割前後であり、準備をしっかりとしておかなければ難しいという程度である。
 私自身は、2週間の勉強で合格できた。
 五問択一形式であり午前と午後に分かれている。午後には小論文問題もある。
 
 また、臨床工学技士と言われる国家資格があり、こちらは医学分野も含まれる。


医用工学について、概要を大まかに知りたい方は、下記の本をおすすめする。

・臨床工学シリーズ6 医用工学概論:嶋津秀昭、石山陽事、副島昭典、四倉正之、中島章夫、福長一義、三谷博子、田中薫、渡辺篤志、小林博子、瀬野晋一郎、コロナ社、2007年9月7日初版第1刷発行


・引用元
*1https://kotobank.jp/word/%E5%8C%BB%E7%94%A8%E5%B7%A5%E5%AD%A6-32332 
*2https://kotobank.jp/word/%E8%87%A8%E5%BA%8A%E5%B7%A5%E5%AD%A6-660079#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89

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